Aクラスと暮らす ほぼ毎日書けない日記

2004年10月

  Tidy & Cozy

A story of A

 


■2004年10月29日

大阪オフ 〜 本社のトイレ 〜

.......んで、今までの続き。

どーも、AクラスのHPなのに車の話が全然出てこなくて申し訳ない。ただ、視聴者の中には「車以外のネタの方が良い」と言う方も少数おられるので、最近試乗ネタばかりだったせいもあり、今週は堪えてくれm(_ _)m。

てな、ワケで試聴会は定時となった。だが、お客は全員揃わず結局、空席が目立つまま「10分遅れてのスタート」となった。後で聞いた話だが試聴会にエントリーして、こんなに来なかった事は初めてで、何か事故でも起こったのではないかと心配していた(地震は関係ないと思うけど)

始まった途端に入り口のドアがピシャリと閉まり、リスニングルームは異様な静けさとなった。部屋の中央には5列ぐらいのイスがあり客は10人ぐらい、そして両脇には、お客と同じ人数ぐらい各社スタッフがズラリと立ち並んだ。

それを見て何だか「壺とか多宝塔とか羽毛布団とかをローン組んで買わないと帰されない商法」の雰囲気ではあったが、既に楕円信者としてのお布施は、たんまりと払っているので同じ様なものか(^^;)。

で、最初にご挨拶と言う感じで各社スタッフの自己紹介があった。まず司会進行役だった小太りおじさんは「シャープの営業(本部長?)」の人らしく、場慣れした感じで、ジョークを飛ばしまくり和んだ雰囲気にさせてくれた。

今回、揃ったメーカーは「DYNAUDIO、Marantz Pro、Sharp、47Lab、SONY、ONKYO、hina (吉田苑)」と言う蒼々たる面々。これだけ揃ったのも一つは、ここ一年ばかりで各社オーヲタ向けのデジタルアンプを出してきた事に他ならない。だけど、既に斜陽産業、不況構造業種とレッテルを貼られている「HiFiオーディオ」の復活を賭けた意気込みでもある。

だって、それぞれがライバル会社同士でしょ。それを開発中の手の内を見せるなんて普通はしない。と思ったけど案外同じ穴の狢(むじな)同士、結構仲良くやっている雰囲気。いや、仲がいいと言うより冗談を言い合う友達関係のようにも思えた。

確か「プロX」でも、VHSやデジカメの開発には各社垣根を越えての交流があった事が出ていたが「日本の産業って案外業界内で繋がっているんだな」と全く畑違いで普通の会社勤めをした事のない私には意外に思えた。

さて、肝心の試聴会だけど、音のウンチクに関しては既に某掲示板に出ているし、私のようなクソ耳で聴いた新参者の感想なんて世の中を惑わすだけなので止めておく。だけど、とりあえず試聴した機器は........

Special25改、52SE改、Audience 72SE、コンシークエンス、DA04、CA01 新型プロトタイプ(シャープ)、SM-SX300、SM-SX100-FANTOM 信楽シリーズ、#4722、#4704/04(新型ピットレーサー)、TA-DR1他 A-1VL、C-1VL HA10、The Base....etc

...........だった。

試聴会は大きく分けて3つに別れていた。最初にテーマ曲(CD)を3つ決めて、それを各社のモデルで聴いていこうと言う感じ。ただ今回はデジタルアンプの聴き比べが主だったので、スピーカーに関しては「DYNAUDIOのSpecial25改」が基本となっていた。この「」って言うのはツィーター周りに使われているアルミ鋳物のフレームをジュラルミン(7076−6T ゼロセントオナジ)に交換した物にウーハーをいじった(試作)物だった(でもこれが凄く良かった)。

ちょっと、この辺りの詳しい話になると来週一杯までかかりそうなので止めておくが、各社色々な主張があって、とても面白かった。ただ同じ曲を何回も何回も聴いていると眠くなるが途中3回の休憩や面白いジョークを入れての説明は飽きさせず、あっと言う間に4時間が経った。

あ、最後にトイレに行ったのだけどトイレに入る通路は真っ暗だった。だけど行く先々で自動的に明かりが点灯する仕組みになっていて「へ〜、流石シャープ本社だな」と妙な感心をしてしまった(田舎者^^;)。

一つだけ面白い話がある。ソニーのCDプレイヤーを開発している人が言っていた話だが、ソニーのデジタルアンプの電源部はアナログだそうだ。それは何故かと言うと、社内で発言力の大きい人達(派閥?)が譲らないからだ(意訳)。シャープがピュアオーディオ向けのデジタルアンプを作った時「何でシャープなんだ?オーディオメーカーだっけ?」と思っていた頃があったが、それは歴史の浅い会社(事業部)だからこそ新しい物にチャレンジ出来る自由があったからだと思った。

だから各社の音の傾向と言うのは、会社の歴史とか現状とかを如実に表しているのだ(ソニの音が値段の割にパッとしないのも...ry)。これは車にも言える事かも知れないし、あらゆる工業製品に言える事カモね。

最後に、今回並べられたデジタルアンプの中でシャープの「SM-SX300」だけは、素人の私が聴いても、その場の空気が変わるぐらい違う音を鳴らしていた。「よーし次はこれだな!」と思ったけど「希望小売価格 1,890,000円」なんだよな.............._| ̄|○カエナイヨ

こんな感じで
各社繋ぎ変えて
本日のSPはSpecial25(改)
その他も色々と..
47研究所
きしめんケーブル
シャープ本社のトイレ
SHARPの文字に灯りが..

 

結局、私的には一番最初に聴いた吉田苑オリジナル(HINAブランド)の開発中のCDプレイヤーとデジタルアンプ(HA10)(合わせて20万、BTLにすれば30万程度)で良いのかと思った。これに今年買った52SEを「」してやれば、そこそこの音は聴けるかな(なんて欲のない奴)

どうも試聴した曲が面白くなかったのも関係するカモ。やはり音楽は音を聴いて楽しめないと、そう考えるとソースにもお金を掛けたいかな。ソニーがSACDと言う反則技に出たが、あれもなかなか良かった。今度は自分のCD持参だな。

しかし、この歳になって再びオーディオとやらに目覚めると、昔より小銭を自由に使える分恐いものがある。「さ〜って、これからどーするかな〜」............と試聴会を終えて表に出れば夕暮れの空に「SHARP」の文字が赤く灯っていた。

何だか普段の生活とは、まるで違う体験をした面白い一日だった。また来年もオフ会があったら来ようかな........おしまい。

 


■2004年10月27日

大阪オフ 〜 いよいよシャープ本社へ侵入 〜

さて、急いで昼食をとって御堂筋線を南下し「西田辺駅」へ到着。

時計を見ると、まだ12時半前だった。「ちょっと早すぎたかな?」でもギリギリに行って場所が分からなかったら嫌だ。で、とりあえずオフ会の案内図のおとりに東の道を歩いて行くが............「シャープ本社」らしき建物は見つからず..............「はて?道間違えたかな?」と思っていたら公衆電話ボックスに「シャープ南」と書かれていたのを発見。

って、事は?」と振り向けば、そこにはカシオとの電卓戦争時代のロゴと思われる「SHARP」の文字があった。そう、既に本社の横を歩いていたのだった。だが、想像していた建物とは全然違うので気が付かなかった。

だって、今をときめくシャープでしょ?液晶のシャープでしょう?吉永小百合の......って、もういいか。本社だからガラス張りの近代的高層建築ビルを想像していたが、これは古い病院か何かと間違えそうなぐらい増築増築で建て増したような「地味〜なビル」だった。

案内によれば、当日は会社自体が休みだから「保安入り口」から入るように書かれていた。で、建物をぐるりと回ると人影を発見、みんな社員証か何かをぶら下げており「オフ会参加者風」の人は何処にも見られなかった(後で分かった事だけど、それは各社スタッフの方々だった)

で、そこが保安室の前だった。広い通路の脇に「吉田苑オフ会」の看板を発見、そこで守衛さんに「これに来たのですが」と告げると「向こうの建物から入って地下一階へ」と教えられた。ほう、会場は地下一階か。会議室か何かを想像していたが暗い地下室で試聴会なのか.........と思いながら広い車回しの反対側の建物へ入ってエレベータで地下一階へ到着。

扉が開くと、そこは広い廊下(ロビー)の様になっており真ん中辺りのテーブルにはスタッフの人が何人かいて談笑中だった。シャープ本社だから「きっと美人の受付嬢が笑顔で出迎えてくれる」事を想像していたが、会社自体が休みだし、辺りを見回せば暑苦しいオヤジしかいなかったのだ(υ´ Д`)←オマエモダ。

どこかな〜」と思って、キョロキョロしていたら、スタッフの一人が振り向いて「そちら奥へどおぞ」と示すので左手の方へ歩いて行った。見上げると入り口には「オーディオ商談室」と書かれおり、中へ入ると通路沿いには今日試聴する各社のカタログが置かれていた。

そしてその奥にオフ会会場となる立派な試聴室があったのだった........。

西田辺到着
ここがシャープ本社
本社の中は車回しの広い空間
地下一階のオーディオ商談室
この奥が試聴室
各社カタログ
会場の看板
そして中へ入ると......!!

 

後で気が付いた事だけど、その地下には他にも「AV商談室」とかいろいろあって、それぞれ目的別に専用の部屋が設けられていたのだった。

流石だ、これが東証1部上場企業本社の「地下秘密商談会場」だったのだ(秘密かどうかは知らないけど)。で、会場へ入ると既に何人かいたけれど、それらは全て各社から来たスタッフ達だった。周りを見渡せば、お客はσ(^.^)一人。まだ他には誰も来ておらず私が一番乗りだったのだ。

どうぞお好きなところへ」と言われたけど、ずらりと並べられたイスの何処へ座ったら良いものか迷った。新参者は後ろの方が良いが、音が聞こえにくくては困るし、かと言って一番前というのも恥ずかしい。結局オーディオ故にスピーカーの三角形頂点辺りのイスに、とりあえず座った。

既にウォーミングアップの為か音がガンガン鳴っている。じっと待つにもまだ30分近くあるので、とりあえず日記ネタ用にデジカメする事にした。だけど今回はプロトタイプの開発途中の機種や、まだ一般には公開されていない物もありそうなので一応「あの〜写真撮ってもいいですか」と聞いてみた。

すると「えーっと、どれかマズイのありますか?」と各社スタッフへ聞いていると「ああ、奥のアレだけは避けてほしい(それは吉田苑の人だった)と言われたので、その奥のアレ以外を、デジカメして回った(いや、本当はちょっと写っている(^^;)

う〜ん、それにしても他のお客は遅いな」少ししたら2、3人来たけど10分前になっても定員15名のイスは半分も埋まらず。するとスタッフの人が「まだお時間がありますのでご希望のCDをおかけします」と言われたが肝心の「CDを持って来るのを忘れていた」事に気づいた。

すると他の客が「じゃ、これお願いします」と差し出したのだが、まあ、こんなオーディオ試聴会でかけるCDは、大体クラッシックかジャズボーカル辺りに決まっている。だけどこんな所で「あややとかモー娘。」なんてCD差し出したら、みんな腰を抜かすか笑われるかのどったかだな。などと考えていたら、定時になった。

やおら司会の人らしき人物が出てきて話を始めた。でもイスは埋まっていなかったのだが...........まだつづく。

 


■2004年10月26日

大阪オフ 〜 心斎橋 アップル直営店 〜

........昨日のつづき。

さて、やっとこさ「心斎橋のアップル直営店」にたどり着くことが出来たが、その前にもう一度iPodが立ち上がらない事を確認しょうとデイバックから取り出してみた................ららΣ( ̄ロ ̄lll)、何と行きのバスの中で飲んだ缶コーヒーの余りがこぼれているではないか!!

全部のみ干したと思ったのに、青色のiPod miniは「茶色のまだらiPod状態」になっていたのだ。汚れはともかく動作不良になる心配があったが、元々立ち上がらなかったので確認のしょうがない。とりあえずアポストアへ入る前にハンカチで拭き拭きして何とか元通りにした、けどiPodからはコーヒーの香りが〜(υ´ Д`)

で、そのまま店内へ。入り口には守衛が立っており何か銀行みたいな感じ。それに店内を見回すと女性客が結構多い。既存のパソコンショップの雰囲気は微塵もなく、逆にジーパンにデイバックと言う「アキバ系ファッション」に身を包んだσ(^.^)の方が場違いな感じがした。

まぁ、そんな事はどーでもいいか。それより、ちょっと田舎者のお上りさん状態のまま、とりあえず店内をキョロキョロしながら徘徊してみた。で、iPodが並んでいる所を眺めていたら黒白のアップルマークの黒Tシャツを着た若いお兄さんがやって来た。それで持参したiPod miniを取り出して「あの〜これ来る途中に電源オフにしたら、そのりまま立ち上がらなくなって〜」と説明して渡したらゴジョゴジョといじりだした。

すると、リンゴマークが復活。「おぉ出た!」ちゃんとメニュー画面に戻っている。黒服のお兄さんがしたのは真ん中の決定ボタンとメニューボタンを同時に押してリセットのかけたのだった。すると「買ってどのくらい経ちますか?」と聞かれたので「3日です」と答えるとiPodには良くある話らしく買った当初はHDDがなじまない事が良くあるらしい(なんて説明だった)。

それでも頻繁に起こるようだったら、初期不良ですとの事だった。iPodに関しては素人だから「へ〜そうなんだ」と、ちょっと感心してしまった。それで気をよくした私は、ガラスの螺旋階段を登って二階へ行ってみる事にした。

右手には「Genius Bar」(相談所みたいな所)があり、その奥の方ではiPhotoのセミナーらしきものをやっている。それを横目で見ながらヘッドホンの試聴をしてみる事にした。イヤホンタイプからBOSEの消音タイプまでずらっと並んでいたので一つずつ聴いてみると...........イヤホンタイプは既に使っているB&OのA8と同じ程度だったがヘッドホンタイプでは「SENNHEISERのHD25」が一番良かった。だけど値段相応かな。

続いて、iPod用の外部スピーカーを聴いて回った。ちょっと場所が場所だけに大音量で確認が出来なかったが、出たばかりの「BOSEのSoundDock」は今一つの感じ。リモコンなんか付いて操作性は良いのだけれど肝心の音がピンと来なかった。

だけど、あまり期待していなかった「富士通テンのECLIPSE TD 307PAWH」とやらを聴いてみたら、これが意外と良かった(試聴した曲が良かったのかも)。「TIMEDOMAIN理論」なんて、まやかしだと思っていたけれど、以前聴いた事のある安物小型スピーカより俄然良い。本体もオシャレだしSP設置の自由度もある。ただ値段がBOSEより高いから財布と相談だな(でも気に入った)。

もう一つ、iPod専用ではないけれどiMACに繋がっていた「BOSEのCompanion 3」も聴いてみた。これも良かった。うちのオバQ(JBL Creature)よりもイイ、と思ったら価格もイイお値段だった。

一通り聴いたら、今度は黒服のお姉さんがやって来て「どうですか?」と言う。どうですかと聞かれても「ええ、まあ、いいです」とかの返事しか出来なかった。で「iPodはお持ちですか」と聞かれたので「ハイ」と元気良く答えたら「ニコッ」と笑って去って行った。

ストアと言ってもショールームみたいな所だから変な押し売りはないし、色々試せるので良い所だ。田舎者としては近所にも1店あれば嬉しいと思ったが、それは無理だろうな........。

アポスト心斎橋店
意外に女性が多い
ご存じガラスの螺旋階段
Genius Bar
SENNHEISER HD25
BOSE SoundDock
富士通テン ECLIPSE TD 307PAWH
BOSE Companion 3

 

...........ふと、時計を見ると既に12時前ではないか。

吉田苑のオフ会は13時からだから、急いで食事して「西田辺」まで行かないといけない。もう少し、まったりしたかったが、後ろ髪を引かれる思いでアポストアを後にした。

よし、次はいよいよメインイベントである「シャープ本社」に突撃だ〜.............つづく。

 


■2004年10月25日

大阪オフ 〜 高速バス 〜

今月の初め「オフ会」のお誘いが来た。

と言ってもAクラスのオフ会ではない。それは今年の春に買ったオーディオセット吉田苑主催のオフ会だった........。

吉田苑大阪オフ会のお知らせ。

どっかーーーんとやりまっせ今回は、ご好意でシャープ様の本社をお借受しての試聴会です。話題のデジタルアンプを各社同一条件にて一斉試聴、HINAも混ぜて頂いて、ついでにSP25のリファレンス能力に驚いてください。各社新型、プロトタイプ等の秘密兵器など盛りだくさんの4時間です。

へ〜試聴会か」学生時代に何度か行った事はあったけど「イイ音だな〜」と感心しただけで何が何やら分からないまま終わった印象だった。特に「お前えらには買えないだろう」みたいな場違いな雰囲気も経験した事があったので、最近は全く行かなくなった。

いや、行かなくなったと言うより地元での試聴会なんて無いし、それよりまともなオーディオショップが滅亡してしまった当地においては望んでも可能な事ではない。それに吉田苑は九州(福岡市)なので試聴だけの目的では簡単に行けないし、ましてや買いもしない物を取っ替え引っ替え何時間も試聴する事は迷惑な話だ。

それが大阪で主催されるなら行けない距離ではない。特に「シャープ本社」と言う場所が非常に興味があった。普通なら入れない所だし、開発途中のプロタイプ機を見せてくれるなんて滅多にない事だ。しかも普通なら「オーディオ試聴会」と名付けるところだけど、オフ会と称した所に何か親密感が湧いたので即刻参加を申し込でみた。土日の2日間(申し込んだのは日曜日)で。それぞ定員15名ポッキリの少数精鋭、密度の濃い内容だから、あっと言う間に定員一杯の締め切りとなってしまった。

さて、大阪へはどうやって行くか。最初はAで行く事も考えたのだが、何せ大阪市内となると前回の様にナビがあっても迷子になるσ(^.^)の事だし他にも色々行きたい所もあるので今回は高速バスで行く事にした。時間にして約3時間だけど往復5800円はJRの半額だし、なんば直結なのでシャープ本社のある西田辺までも近いのだ。

で、やって来ました日曜日。

早朝、まだ眠い時間だったけど妙に興奮してしまい到着するまでの3時間は買ったばかりの「iPod mini」を聴きながら過ごした。だが、この時思いも寄らない事が起きたのだ.......。

今回は高速バスです
この時は大丈夫だったけど....
やっと見つけたアポストア
5色iPod miniが飾られている

 

それは、一度トイレへ行って戻ってくると「iPod mini」が起動しないのだ。

普通なら何処か触ると立ち上がるのに何処を押しても画面には何も映らない「困ったな〜」せっかく移動中に聴く為に買ったのに、イキナリ使えなくなると元も子もない。最近はマク商品の初期不良に当たらなかっただけに、(υ´ Д`)だった。

ただ確か何処かを押すとリセット出来たような気もしたが何せ取り説なんてマトモに読んでないので、やり方が分からない。そこでシャープへ行く前に「心斎橋のアップル直営店」へも行ってみょうと思っていた所なので、そこで直接見てもらおうと思った。

だけど田舎者。

心斎橋なんて今は無きフォーライフ(楽器屋)でフォステックスのミキサーを買って以来歩いた事がなかった。事前に地図は見ていたものの、歩けど歩けどアップルストアーらしき店が見つからない。地下鉄を上がると東も西も分からなくなるσ(^.^)だから、またまた迷ってしまった......と、そこに工事中みたいな銀色に覆われた建物を発見。その壁には白色のリンゴマークが〜。あぁ、やっと見つけたアップルストアー。

...........歩き疲れて_| ̄|○ ので、つづく。


■2004年10月22日

いまさらiPod mini

思えば「初代ウォークマン」を買ったのは1979年の今頃だった。

当時、録音できないテープレコーダーなんて売れるはずがないと思われていたけど、最初にそれを見た時は思わず飛びついた。携帯音楽の楽しさは、同じ音楽を家で聴く体験とは別の面白さがあって、多少音が悪くても何処へ行くにもウオークマンを肌身離さず持っていた記憶がある(スキー滑りながらも楽しんだ)。

あれから何台ウォークマンを買っただろうか「カセットからCDへ」と移りCDウォークマンも車載取り付けキットを使って車の中で聴いていた頃もあった。飛行機の中で聴いていたらスッチーに「機内では使用しないように」と言われた事もあった。新幹線では隣のオヤジに「音がウルサイ」と注意された事もある。だが、車での移動が主になって以来、いつの間にかウォークマンは使わなくなってしまった。

車内ではCDチェンジャーが主になり、そして現在はナビのMSV(ミュージックサーバー)が、それに取って代わった。昔から移動時間は何時も音楽を聴いているがメディアや再生装置は変わっても「何時も音楽を聴く」と言うスタイルは初代ウオークマンの頃と何ら変わってはいないのだ。

そして今から丁度3年前の今頃アップルが「iPod」を発売した。だけど、その時は「へー」ぐらいにしか思わなかったし購買意欲も湧かなかった。それは前述の如く歩きながら音楽聴く事がなくなったからだ。勿論、車の中でiPodを使う方法もあるが既にMSVで事足りているし「iTunes」は、主にストリーミング放送を聞き流す道具として使っていた。

さてさて前置きが長くなったけど、今年の5月。息子の誕生日に「iPod miniが出たら買ってやる」と約束をしていた。だけど国内での発売は7月まで延期され結局、息子にはMDを買ってやった。「MDよりiPodの方が沢山入るのに」と思ったけれど、息子曰く「MDは貸し借りが出来るから便利」だと言う。そうか個人で音楽を楽しむより「コミュニケーションの道具」としても使われているのだ、と悟ったのだ。

で、またまた前置きが長くなったが、結局自分が欲しい物を子供をダシにして買ってしまおうという魂胆なのだ。それで、今度は娘に聞いてみた「iPod欲しくない?」と言ったら「欲しい」と言う。それでも娘の誕生日(12月)までは、まだ日にちがあったしiPod自体、品薄でなかなか手に入らなかったのだ。

ところが最近になって地方の量販店では予約販売でしか買えないが、ネット通販なら直ぐに買える状況となった。それでも人気商品だから値引きなんて全くない。だから何処で買っても良いのだが、今月からアマゾンで「10%還元セール」が始まった。勿論送料は無料だ。

それを見て「よっしゃ買うか」と決断したのだった。

ただ本当は「iPod 20G」の方がバッテリーの持ちやメンテナンスの事を考えると多少高くても良い思った。だけど娘は「青いのがいい」と言うので結局『Apple iPod mini 4GB (ブルー) M9436J/A』 をポチリとオーダーしてしまったのだ(24時間以内発送)............。

アマゾンキター!
箱からしてカラフル
中を開くとブルーのiPod mini
色々入ってます
電源コードはFWコード兼用
充電中
iTunesより転送中
転送終了

 

..........で、それは直ぐに来た(昨日)。

箱を開けて中身を確認し早速セットアップ開始。とりあえずバッテリーは、ほとんど無かったので、まずは充電。だけどAC電源経由でなくてもFWケーブル経由でも充電が出来るのだった。それでiBookに接続して転送開始。iTunesにはCDにして20枚程度だったけど思ったより時間がかかった(USB1.1だと死ぬほど掛かると思う)

娘に見せると最初は「ふ〜ん」だったけど、音を入れて聴かせてやると寝るまで聞いていた。さて、娘の誕生日までは、まだ日にちがあるのに急遽iPodを買ったのにはワケがある。

そのワケとは............来週につづく。

   


■2004年10月21日

ノアの箱船

また台風だ。

とか言いながら、また「普通の雨の日」みたいになるのだろうと思っていた。以前も書いたけど大した災害のない地域で暮らすと、何かある方に期待してしまう小学生みたいな心理があって、台風とか雪とか来ると妙に興奮してしまうのだ。

で、今回の台風。台風と言っても風が少し強い程度で雨が結構降っている感じだった。だけど午前中は普段通りの仕事。このまま一日が終わるかと思って昼食を終えた頃から事態が急変した。

廊下で何やら騒がしいので出てみると東側の駐車場が水浸しかかっており、みんな車の移動を始めていたのだ。「またぁ、こんな雨で冠水はしないよ(´ー`)y-~~」と、のんびり構えていたのだが、時間が経つに連れ水位はどんどん上がってきた。端に止めてあった車は既にタイヤの半分近くまで水没している。

その状況を見て「これは、ちょっとヤバイ状況か?」と思い、とりあえず雨の中車を見に行くとタイヤの下側はホイル辺りまで水が来ていた。実は午後から野暮用で別の所へ行こうと思い「妻のフィット号」で来ていたのだが、このまま放置するわけにはいかない。で、少し離れた別の駐車場へ移動したけど、ここら辺りは何時冠水するかも知れない状態だった。しかも職場の建物へ帰ろうとしたら東の駐車場から建物の前を通って道路まで、まるで川の様な状態になっているのだ(もうビショビショ)

これは今までにない「非常状態」だと、やっと認識。

そして今度は東の入り口から建物の中へ水が浸水して来た。だが、今までこんな自体になった経験がないため何の準備もしていない。本当は土嚢なんか積めば良いのだろうが、そんな物はない。で、新聞紙とかタオルとかを入り口の隙間に押し込んでみたが、事態は変わらず水は益々進入して来た。

と、その時誰かが「オムツ」を持ってきた。そうなのだ、職場は病院だから一応「大人用オムツ」なる物が常備されているのだった。そこでオムツを広げまくって水を吸収、何とか水の侵入をくい止めたが、そこららくじゅうオムツだらけの光景..........(^^;)。

その後、別の入り口からも水が進入して来て、同じようにオムツ作戦に出た。そんなこんなで仕事なんて出来る状態ではないが、このままほおって帰るわけにも行かず。室内には○百万や○千万の高額機器があるので、それらを濡らすわけにはいかなかった。

結局、午後から格闘する事4時間近く。夕方になってやっと水の勢いが衰えて何とか室内への浸水は防ぐ事が出来たのだが........。

駐車場は冠水
この後、ここが川の流れに
あぁ〜♪
川の流れのように〜♪
室内まで浸水して来たー!!
オムツ大作戦
ズボズボと水の中へ
エレベータも使えない

 

.............さて、どうやって帰ろうか。

もう、台風のピークも過ぎ去った事だし、とりあえず何時もの通勤路で帰ろうとしたら、JRの高架下は冠水の為に進入禁止になっていた。他の車は測道に入って行ったので、そのまま付いていったが、そこの道も冠水状態。

何とか前を走る「ノア」に着いて行ったけど、大通りに出たら「シャレにならないぐらい水があった」。何と車内までチャポチャポと音が聞こえてきたのだ。だけど止まるわけには行かずに、そのまま突入し何とか通り過ぎる事が出来た。その後何とか家へ辿り着いたけど、途中道路は川の状態で何度もジャブジャブと走った(大丈夫かなフィット号?)

だが家へ帰ったら入り口の自動ドアは停電の為開かず、いや手で開けられたけど今度はエレベータが動かず(>_<)。仕方なく外の階段を登ったけど、これが一番応えたな。で、ハァハァしながら家へ戻ったら妻も学校が休みだった子供達も「何かあったの?」みたいな、のんびりムード_| ̄|○

もう、当分台風はいいよ」と思ったけど、もう次がやって来る。まるでデイアフタートゥモロー状態だな、こりゃ。


■2004年10月20日

BMW No1 〜 ちょっといいかも 〜

........さて、ズに乗って試乗まで申し込んでしまった昨日の続き。

試乗は店頭にあったシルバーの車。だけどボディには真っ赤な「1」の文字がデカデカと貼られた「いかにも試乗車です」みたいな、ちょっと恥ずかしい車だった。だけど、もうこうなったら後には引けない。

早速ドアを開けると、かすかな皮の臭い。試乗車は白のレザー仕様車だったがゴルフの時の「皮臭さ」はあまりない。それに車内が白で統一されて高級感さえある。店内にあったクロス地もカジュアルで良かったが、この皮仕様もなかなか良い。

買ったばかりのAクラスで子供がこぼしたチョコレートの汚れが取れず「次の車は絶対レザー仕様車だ」と誓ったはずだが、皮特有の臭いと手入れ、あと炎天下の熱さを考えると躊躇している。特に臭いに関して私はOKなのだが妻はたぶん嫌がるだろう。それに同調して子供達も嫌がる気がする........とか、もう買う気で考えているが、まあどっちでもいいか。

運転席に座ってイスをセットしょうとしたら、リクライニングが上手く行かない。上下前後は良いのだが......営業君も格闘したけど何かコツが入るのかも知れない。さて、適当に運転ポジションが決まったらキーを渡された。見れば流行の「カードキー」だ。これを真ん中吹き出し口の右側にある「START/STOP」と書かれている丸いスイッチの下に差し込む必要がある。

だが、これがハンドルの左側だから右利きだと、ちょっとやり辛い。1月に試乗した「メーガーヌII」も同様だったけど右ハンドル仕様故にちょっと違和感を感じた。これもコストの関係かと思って本国仕様車で確認したら左ハンドル車は通風口の左側にあった。一応共通ではないらしいが、せっかくならハンドルの右側にあった方がいいな。

さて一連の儀式の後はスタートスイッチをオンと押すと軽やかにエンジンが回った。「ほー面白いな〜」と、もう一度オフにしてまたオン.......ちょっと遊んでしまった。だけど試乗を終えた時、キーを抜こうとして右側の差し込み口を探してしまった(^^;)。

で、シートベルトをすると尽かさず営業君も隣に乗り込んできた。「では出発」とばかりにブレーキから足を離すとスルスルと前に出た。大通りを左折して出ようと少しアクセルを踏んでハンドルを回してみた。事前に「ハンドルは重い」と聞いていたが、たぶんAの重さに慣れてしまっているからだと思うけど丁度良い重さじゃないかな?

出足は好調、少しアクセルを踏み込むと低速からトルクフルな加速を感じる。車内は比較的静かでエンジン音が心地よい。スピードに乗るとハンドリングもシャープだし車体の剛性感とFRの良さを感じてしまった。これって「やっぱりゴルフ5とは違う」何が違うのか上手く言えないが、乗っててBMW1の方がカッチリしている感じがする。たぶん車体の小ささとエンジンとのバランスが丁度良い加減なんだと思うし、FR独特の乗り味が作用している気がした。

6ATも良くできた物で変速ショックは微塵も感じない。ランフラットタイヤを使用しているので乗り心地は良いないと書かれていたが、初期型Aに比べれば全然OKだ。まぁ比べる方が悪いけど。

既存のBMW乗りに言わせると、まだまだ熟成が足りないらしいが、通勤に使うには丁度良い大きさとパワーだし最近試乗した中では一番フィーリングが合ってしまった。

ただ........ただ?

ボディに「1」の文字
ここにキーを差し込む
ルームミラーも独特
車内灯
左右独立エアコンはもはや基本
後ろは気に入ったけど
車内はすっきり
クロス地もいける

 

..........問題はデザインを好むかどうかだと思う。

ただ写真で見るよりは良いが、実際自分の物として長く付き合えるかと聞かれれば「時間が必要」かも知れない。Aなんて見ただけでビビビと来たけれど、これは乗って走っている内に「ボディブローみたいにゆっくりと効いてくる」そんな気がする。

ショールームへ戻って簡単な見積もりを貰った。120iでキセノンヘッドライトとメタリック塗装、それにサービスフリーウェイを付けてざっと「420万円」だった。勿論値引きは「0円」。

実際乗るとなるとサンルーフとか色々オプションを積んでいくと結構なお値段になってしまうのは事実。一番安い116iだと価格差から見れば350万前後からだ。だから、やっぱりAとは競合しないなじゃないかな?

いや、一番最初に書いたキャラクターが違う。無駄な数値の比較は無意味だが、少なくともゴルフ5よりは魅力を感じてしまった。デザイン以外はね(^^;)。

試乗を済ませると、待ってとばかりに2人の子供を連れた家族が続けて試乗に出掛けた。結構人気は出るかも。ただ、初物に浮かれて飛びつくよりも、じっくり待って買った方がBMWらしいかな。


■2004年10月19日

BMW No1 〜 人は見かけによらない 〜

.............なワケで、まんまと店内へ連れ込まれてしまった。

日曜日の早朝だけど客は結構いる、皆さん席に座って商談中(風)だけどみんなBMW1を見に来たのか? お目当てのBMW1は一番奥に鎮座していたので、早速ジロジロと見てみた。ボンネット部分は長く後ろはスパッとカットされた感じで「第一印象は意外に小さい」。いや小さいと言うより引き締まった感じがする。背が余り高くないから余計にそう感じたのカモ。

営業君の言われるがまま運転席に座ってみた。インパネ周りはスッキリ綺麗に整理整頓されている感じ。BMWのインパネって昔からあまり好きではなかったけど、案外イイかも。座席のぴったり感もイイ。ただFR故のセンタートンネルはやはり目立つ。これだと「コンパクト=狭い」と感じられても不思議でないが、一人で運転するなら「適度な狭さ」のような気がする。

後部座席も当然それなりの狭さだ。同じ4ドアでAより長いがファミリー向けの「A」に対して「1」はやはりパーソナルかカップル用の車に感じる。だが、後部座席に座った感じは足下は狭いものの思ったよりは良かった。

ドアの内張は、ちょっとジーンズぽくてカジュアルな雰囲気で好感持てた。そのせいか室内のインテリアは高級感はないけど貧乏くささも感じなかった。だけど、これまたプラスチッキーなんて評する人がいるので人の感じ方はそれぞれだ。ただBMWだから、高い車だからと「国産の同額車種の装備や質感は絶対無いといけない」なんて考えは、もうそろそろいいんじゃないかと思った。

昨日は「上方修正される3の所に1が交代で入る」なんて書いてしまったが、1は、1なりのキャラクターを持った車なんだと感じた。出たばかりの高い120iを買うなら最後の3シリーズの下の方の車を値切って買った方が良いとの意見もあるが、新しい車には車の成熟度や善し悪し以外に、やはり新しい空気感を感じる。

な、もんで当初思っていた爬虫類系のデザインは実車を見た限りでは案外気に入ってしまった。人は見かけによらないし、メディアや人の噂より自分の目と価値観で確かめてみるのが一番だと思ったのだ。

120i
カジュアルじゃん
ジーンズっぽい
後ろはそれなりの狭さ
後ろ姿は好きだな
スペアタイヤ不要なのだ
205/50/R17(標準は16)
コースターにも「1」

 

この間、営業君は「こりゃ、いいカモを見つけたわい」と思ったのか付かず離れず、質問にもテキパキと答えていた(間違いもあったけど(^^;)。

一通り見た所で営業君に薦められるがままテーブル席に座った。すると尽かさずアイスコーヒーが出てきた。「コーヒーが出てくるのはゴルフ5以来だな」これで益々帰り辛くなった。早速、真新しいカタログを取り出して色々話を始める営業君。

とりあえず、今入手出来るのは「120iのみ」で一番安い116iなんかは来春になるとか(これも既にアナウンスされている事)。当地にも新し物好きが沢山いるのかと思ったら、来春発売の車種も含めて「まだ3台」しか成約していないらしい。手堅く行くのがBMW、コンセプトだけで納車1年待ちで売れたAとはちょっと違うか。

さて、ここまで来て帰るには、ちょっと惜しい。そこで「試乗出来ますか?」と聞けば、待ってとばかりに「はいどうぞ!」と営業君の目が輝いた。きっと「食いついて来たー」と思っているに違いない。

いや、ちょっとばかり食いつてしまいました...........つづく。

 


■2004年10月18日

BMW No1 〜 大層な言い訳 〜

さーて、ネタ不足のために、やたら続いていた「新車冷やかしシリーズ」。

ところが、先週あんな事件に巻き込まれてしまったので、すっかり気分が乗らなくなったのだ。しかも一週間以上も前の話だから言いたいことも、すっかり忘れてしまった。でも、せっかく見に行った事だし、まあド素人の試乗記(妄想)なんて真に受ける人もいないと思うので何時もの調子で、とりあえず書いてみるかな.........。

先日から立て続けに書いた新車探訪記も「もうこのぐらいでいいか」と思っていた。だけど欧州コンパクト系で忘れてならない1台だある。それは、かの「BMW1」だった。BMW1のニュースは随分昔からあった、メルセデスがCの下のAを出したのだからBMWも当然3の下を出しても不思議ではないと思っていた(ところで2は何処へ行ったの?)

Aが小さい(安い)メルセデスだから1シリーズも当然小さくて良く走るBMWブランドの車が安く手にはいると思われた。と、なると当然「お前らBMWのバッチ欲しさに貧乏1シリーズですか」なんて声も聞こえてきそうな気もした。だが、意外にも1シリーズは、それほど小さくもなく安くもなかった。

昔の雑誌にはAと競合する価格とか書かれていた時期もあった。だが一番安い「116i」が一応200万円台にはなっているが、それはAと競合する価格ではなかった。たぶんw169とも競合しそうにない気もする(Aも高くなりそうだけど、どうかな?)。だから3の下と言うよりは3シリーズが来年上方に以降(大きく高く)する為に、空いた穴を埋めるための車のような気がしていた(ハッチバックしかないけど)。

いや、元々競合するキャラクターではないでしょう。

雑誌では欧州コンパクト「ゴルフ5 VS BMW1」の構図(Aは蚊帳の外)が出来上がっている。だけど無敵とか最終兵器とか、あまりにも「走る事」が中心な車選びの考え方は、知恵が付くと(おやじになる)と、その僅かな差なんて「どーでもいーよ」と思えて来た。結局、車が自我を強く見せようとする鎧みたいな考え方が分かってしまうと逆に「恥ずかしい事」に思えてくるのだ。

それとZ3辺りから変わった爬虫類系のデザインが今一つ好きになれなかったし、どーもボンネットの長い車は昔から好きではなかったのだ。なもんで、新しい車探しの一つとしては選ぶつもりが元々なかった。

だけど丁度、一週間前に同僚のお姉さんから「BMW1はどう?」なんて聞かれてしまって状況が一変した(^^;)。それに、ここまで来てBMW1に乗らないと「何でw169なんて買ったのよ」と後々責められるかも知れない。まあ「食わず嫌いは良くないか(´ー`)y-~~」なんて思いながら、ちょっとつまみ食いなら良いかと思って来た。

だけどBMW店って昔から何か入りにくい店なんだよな〜。変な格好をしてい行くとカタログすらくれないとか、無視されるとか。でもスーツ着て車見に行っている奴も見た事ないし.....なんて考えていたら日曜日になってしまった。

地元では唯一BMWの取扱店。だけど事前にネットで調べたら、どう定休日らしい事が書かれていた。まあ、近くまで行って開いてなかったら、それで諦めよう。それはそれで縁の無かった事として片付けられるし言い訳にもなる。

で、何時も通り休日の午前10時過ぎ、心の中では「開いてませんように」と願いながら車を走らせたら見事に開いていた。しかも店頭にはシルバーの「BMW1」が「これ目当てに来たんでしょ」って感じで飾られている。いやプレートが付いているから試乗を待っているのだ。

あっちゃ〜、こりゃ最後まで行ってしまうのか?

店の一番奥に....
「1」と大きく書かれていた

 

Aを駐車場に滑り込ませてバックで停車しょうとしたら、通りがかりの営業君2人が「オーライ、オーライ」と手招きをしてきた。

もう、店に入る前から捕らわれの宇宙人状態である。今度こそササッと行ってパチリとデジカメ作戦は通用しそうにないぞ。Aを止めて中に入ろうとしたら、その一人の若い営業君が「担当者はどなたでしょう」と聞いてきた。

どうも常連だと思われていたらしい。「いや初めてなんです」で「ちょっと1を見に来て」と告げ店頭にあった120iに近づいていくと「中にもありますからどうぞ」とばかりに店内へ連れ込まれてしまった。

中へ入ると一番奥に薄い水色の120iが飾られている。「さぁ、どうぞ」とドアを開けて案内してくれたけど、これは只では帰れそうもないな............つづく。

  


■2004年10月15日

傷ついたのは誰の心 〜 その4 〜

遂に今週は、この話で終わってしまったm(_ _)m

................で、またまた昨日からの続き。管理会社であるAハウジングへ電話すると担当者のMさんが出てきた。開口一番「実は車がキズつけられまして....」と言うと既に管理人から情報は伝わっており困った口調で話し始めた。

被害に遭った車は既に5台。しかも全部「外車や国産高級車」らしい。だから犯行をしやすい駐車場所とはあまり関係ない事が分かったが、それでも人目に付きやすい場所ではなかった。また一連の犯行の後時間をおいて、また犯行と言うパターンらしい。

家の周りには似たマンション棟が他にもあるが当マンションの駐車場だけの連続した犯行なのだ。当初は子供のイタズラ程度だと思っていたが車種を限定している辺り大人とも思えるし何も同じ場所で何度も犯行を繰り返す事もないだろう.........となると、うちのマンションの住民に対する「恨みの犯行」と思えてくる。しかも高そうな車ばかりとなると「おまえらだけ良い目しゃがって」みたいな心理かも知れない。

さぁて、Aクラス。残念ながらフロントには「スリーポィンテッドスター」が燦然(さんぜん)と輝いている。いくらメルセデスの底辺車種であろうともブランドの力は子供(程度の常識)でも分かるくらい世間一般では単純に「ベンツ=金持ち」の図式が出来上がっているのだ。

しかし、これは私自身一番危惧していた事だった。最初の頃の日記に盛んに書いた事だが、Aを選んだ理由に「ブランドが欲しかった」とは微塵も思っていない。逆に「ベンツなんて」と常に思っていたし、それに乗っている(想像する)人物も嫌いだった。だから自分がその嫌な人間に思われるのが今でも辛い事だ。

まあ世の中にはいろんな考え方の人がいるし、いろんな事情でAに乗っていると思う。ある人はカミさんの買い物車、ある人は独身サラリーマンのファーストカー、実用車で乗っている人もあれば、私みたいにデザインにビビビと惚れて買えないと思ったら何とか買えたのでスリーポィンテッドスターのマイナスイメージも忘れて「買っちゃった(υ´ Д`)」人も確実にいると思う。

だから、その犯人に2チャンネルでのAクラスに対する煽りを見せてやりたい。「ブランド欲しさに買う貧乏人の安い車」だと宣言してもらいた。Aを買うなら国産の○○を買う方がずっと価値があると言ってもらいたい。

だが世間は単純だ。安物リコール寸前車だと言われようが、FやCにそっくりと言われようが、国民の±2SDに入る人は「ベンツ=金持ち」のイメージを持ち、それを傷つけて「ざまあみろ」とほくそ笑む対象になり得る車なのだ。

もう一度キズを見ると後部ドアからリアパネルにかけてのキズは深く憎しみを込めたキズだと推測された。犯人は既に大体分かっている、これだけ証拠を残せば対象となる人物はある程度絞れる。管理会社では防犯カメラの設置を検討するらしい。

今まで営利目的の盗難や車上荒らしなんて都会での出来事だと思っていたが、歪んだ心は何処にでも存在するものだと思った。

後部パネルのキズ
キズはストップランプにまで至っている

 

.......なんて書いていると益々腹立たしくなって来た。

いや、そうなる事こそ犯人の思うツボだ。実際、何日か経つとキズも薄れて近くに寄って見ないとよく分からなくなっている。この程度のキズなら放置しておいても構わないのだが既に保険会社に報告をしてヤナセでも手続きを進めている。

で、ヤナセへ「見積もりの件」で電話してみたら案の定、大したキズではないのに、どえらい高額な修理代見積もりが出た。それは、おおよそ「22万8千円」だった。おおよそと書いたのはストップランプは純正品と計算したからで、スモークのかかった210evoの物だと、もう少し高くなるからだ。でも、これヤオクで落としたバッタ物なんだけど(^^;)。

で、高額になった理由としてもう一つ。修理はドア2枚と後部パネルを外して行うらしいが、そのリアパネルを外すとハメ殺しの後ろの△窓も外さないとイケナイらしい。これが一度外すと何故か周り全部を取っ替えないとダメだと言う。どこがどこまでか詳しく判らなかったが、単なる1本線のキズを修復するのに恐ろしく時間とお金を掛ける作業なのだ。

何だかな(´ー`)y-~~............. 保険で全額保証はされるものの勿体ない事だ。今、直しても二度とやられない保証はない、ならば見積料金だけ貰って事件のほとぼりが冷めるまで待っても良いかなと思ったし、このまま下取りに出しても良いとも思った(修理費用が下取りの半分ぐらいになるか?)。

修理開始は代車の都合もあり来週の月曜日から土曜日辺りまでかかるらしいが...........さぁて、皆さんならどうします?


■2004年10月14日

傷ついたのは誰の心 〜 その3 〜

...........「T海上日動?

そうなのだ、後で分かった事だけど「T海上火災」は10月から日動火災と合併して「T海上日動」って言う名前に変更されていたのだった(知らんかったー)。で、そのT海上日動のお姉さん(おばさん?)から「担当になりました」と連絡が来た。

まずは、今回の保障内容についての説明があった。通常の事故とは違うので(過失がないから)「等級は変わらない」らしい。それと免責も1回目なので無料だ。但し「2回目からは10万円の免責」となる。「そーか、なら保険を使って修理に出そう」と思ったが、何処に出すか最終的に決めていなかったので、決まったら連絡を下さいとの事だった。

..............それだけだった。

な〜んだ。車のキズを確認するのかと思ったら、それはないらしい。なら自損の傷も修理工場と結託すれば誤魔化せるか? なんて思ったけど、それは保険金詐欺か。「さて、どうしょうか」と思っていたら何時もの保険屋さんから電話が来た。

今回の件について改めて説明に来るというのだ。「おお、それでこそ個人の保険屋にした甲斐があった」こっちも、日記ネタのためにもう少し詳しく聞きたいと思っていた所だった。で、その日の夕方にやって来た。

挨拶もそこそこに、事故報告書みたいな用紙を見ながら説明を始めた。等級の話は聞いていたが、もし最大級の等級だと「長期割引の-2%」の部分がカットされるらしい。だけど私の場合確か16等級辺りだったから、それは関係ないとか。

あと、免責0円は今回の契約期間(1年)を更新すれば、また初回無料に戻るらしい。ただ、私の場合8月に更新したばかりなので、あと一年近くは大人しくしておかないと次に事故をしてもTAPだが10万円の自腹は切らないとイケナイらしい(過失割合も関係するけど)。

ただ、いくら大人しくしていても、またキズ付けられる可能性はある。そうなると今保険を使って良いものか、ちょっと戸惑ってしまう。実は修理代を立て替えておくと言う手もあるらしい。もし10万円以下ならば次の更新日まで立て替えて置いて何もなければ、そのまま保険料を受け取って、もしその間大きな事故でもあれば、そちらに免責0を適用しても良いらしい。

もう一つ。良く聞く話だが見積もりだけで保険料を貰い。実際は直さない方法もある(これは保険屋さん本人もやったとのこと)。ただ、その場合「消費税分は支払われない」。だけど、下取りに出す時に、このキズの減点は大きいと思う。まだ何年も乗るなら多少誤魔化す程度の修理でも構わないが、ここまで来ると色々やるのが面倒くさくなって来た。

そうそう、実は同僚が今年の夏にタイヤを3本パンクさせられのだが保険は適応されなかった。何でも「消耗品」はダメだと言う説明だったとか。古くなったタイヤを自分でキズ付けて保険料をふんだくる奴でもいるのだろうか?

最後に今回の場合でも「代車特約」が付くと言う。まあ、こっちのヤナセだと普通の修理と同じなので、何時も通りに代車は出そうだけど、保険でも「1日7000円」までのレンタカーは可能なのだそうだ。だけど調べたら7000円/1日ではマーチやフィット程度の車だった。ここはヤナセから普段乗れない車を貸して貰えば、ちょっと心変わりするかもしれないのに。

でも、もうバネオはいいと思った(^^;)。

とりあえず洗車してみた。遠目で見ればキズは目立たないが........

 

で、家へ帰って報告すると、妻曰く「やられた車は何台かある」らしい。

それも全部うちのマンションの駐車場だ「これは異常だ」。そこで翌日マンションの管理会社へ電話をしてみる事にした。電話をしたところで、どうにかなるワケではないが事件の実体が知りたかったのだ。

すると、そこには意外な事実が待ち受けていた.............つづく。なんか火曜サスペンス劇場みたいでしょ(^^;)?

    


■2004年10月13日

傷ついたのは誰の心 〜 その2 〜

.........昨日の続き。

警察か、どーも行くきがしないな。現行犯でもないし今更110番するのもおこがましい。ここは一つ警察署まで行って報告した方が善良なる市民としては良いのではないか。などと考えていたら妻が「幼稚園のとなりに交番があったよ」と言う。

ほう、そうか警察署なんか行くより近くの交番か。そうだな、しかし交番なんて紀伊国屋(新宿)でスリにあって以来行った事がない。こんな事でも受け付けてくれるのか? 「いや、この程度だから交番なのか」そう思いながら昼飯の豚骨ラーメンを食べた後、行ってみる事にした。

そこは車で5分ほどの所にある小さな交番。交番と言うよりは「駐在所」といった雰囲気の場所。その小さな駐車スペースにAを乗りつけて、とりあえず入ってみた。しかし私自身、何も悪いことはしていないのに何故か出頭して来た犯人みたいでドキドキする。

すみませ〜ん」................し〜ん............返事がない。

もう一度「すみませ〜ん」と叫んだら中から「はいはい」と言ってズボンのチャックを閉めながら警官らしき人が奥から出てきた(^^;)。「ん?お休み中だったか?」と思いながら早速「実は車を傷つけられまして....」と事情を話し始めたら「ちょっと見せて下さい」と言って表へ出た。

もう一度キズを見ると日光の関係か、家で見るよりハッキリしている。「う〜ん、これは〜」と言いながらキズを確認。「一応保険屋から被害届を出しておくようにと言われたので」と言うと、中へ案内され「ではそちらへお座り下さい」と尋問、いや事情聴取が始まった。ん〜、やっぱり犯人みたいだな。

名前、住所、電話番号(携帯も)を聞かれ、それを「被害届」と書かれた書面に書き写していった。以前スピード違反で捕まった時も思ったけれど警察官って沢山の手書きで大変そうだ。まあ、これも仕事か。字が下手で漢字を知らない私には出来ない仕事だと思った(それだけじゃないけど)

で、「車を離れて戻るまで何時から何時まで?」と聞かれ、昨日はお昼過ぎに帰ってきて、雨が降り出したので、その後は一度も車には乗らなかった。キズを見つけたのは今朝の9時だから、時間の幅はずいぶんありそうだ。

そうそう、この手の車の犯行は雨の日とか台風とか、普段は駐車場に人気がない時に起こりやすいとか、何処かに書いてあった、昨日も午後から買い物へ出掛けようかと思ったけれど、雨が降り出したので結局出掛けなかった。犯人も連休中だと夜中とか明け方の犯行かとも思うが、窃盗でもないし通りがかりの犯行なら何時でもありえると思った。

そうそう、キズを見つけたときに他の車も被害に遭ってないか辺りの車を確認したが結局、私の車だけだった。その時、駐車場入り口から見ればAだけが頭半分飛び出しており、他の車が白やグレーの色だからVRは余計に目立っていた。反対側には鮮やかな赤色のゴルフ3があったが、通り抜けは出来ないため私の車が一番目に付き、やりやすいのかと感じた。

一通り書き終えた後(A4 2枚)、最後に私が住所氏名を記入、その後捺印も必要との事で、たまたま持っていた印鑑を渡して何カ所も判子を押していた。結構きっちりした書類だ。「まあ、こんな事をするのは病気ですから」と諭されたが、そうだと思う。

他人の持ち物をキズ付けても窃盗でもないので自分の利益にはならない。ただ本人の心はスカッとしたのかも知れないが、私の心は少しだけ凹んだと言うより面白い体験をさせてもらった程度だった。だから掲示板でネガティブな事を書かれてもスルーした気分だ。にちゃんねるで「氏ね」と書かれた後に「でさぁ〜」と返した感じか?

だけど犯人は、これで満足なんだろうか?「ベンツなんて乗りやがって」と思ったのか? 妻曰く「マークは付いてても一番安い車なのにね〜」なのだ。現に隣のレガシーとか、その隣のジャガーの方が車両本体価格は高い。もうこうなったら「ベンツですけど貧乏人です」と書いたステッカーでも貼ってやろうかと思った。

さて、30分ぐらいで交番を後にして帰ろうとしたけど、どうせ保険を使うなら、もっとちゃんとした所に修理に出そうかと思った。だが、ちゃんとした所が何処なのか知らない。それで、とりあえずヤナセに持って行って「どうしましょう?」と相談してみるのも良いと思った。

で、そのままヤナセへ............。

ここが小さな交番
改めて見るとキズは目立つ
被害者届け作成中
ヤナセにて

 

................休日の渋滞の中ヤナセ到着。

そのままベンツ棟へ入って担当のSさんを呼んでもらったら丁度、接客中だった。その間コーヒーを飲みながら待つも手持ちぶさた。やっと接客が終わって、もう一人の人と挨拶した後やって来た。

開口一番「おめでとうございます」と........は?車がキズ付けられて、おめでとうも何も.........あ、そうか例のフルーツの懸賞が当たった事だ(^^;)。その後「まだ新しいAクラスの事は....」と言い始めたので「いやいや、実は車にキズを付けられて......」と事情を話し出したら「お車ありますか」と言って駐車場へ確認をしに行った。

キズを見ながら色々話をしたら「やっぱりベンツは塗装が違いますから指定工場へ」と言う。まあ、そうだろう、保険で全額出るならば目一杯直しますから「どーぞいらっしゃい」だろう。まあ、カーコンよりは安心感はある。それに例のリコールも済んでないしドアミラーのガクガクする件もあるので一緒にまとめて面倒を見てもらうのも良いと思った。修理代の概算は後日お知らせしますとの事。だけど、もう保険を使ってヤナセで修理をする事に決めていた。

そして翌日「T海上日動」と名乗るお姉さんから電話が来た。日動? あれ「T海上火災」じゃないのか?.............つづく。


■2004年10月12日

傷ついたのは誰の心 〜 その1 〜

上記表題を見て直ぐに「筒井康隆」を連想した人は相当のファンだと思われる。

なんて話は今回どーでも良い。本来ならば今日のお題は「BMW1 試乗記」になるハズだった。ところが、その前にちょっと面倒な事が起こってしまったのだ.........つづく。では、早すぎるか(^^;)。

実は昨日、午前9時頃「今日は久しぶりに吉野家で朝定食でも食ってみるか〜」と休日にしては珍しく早く家を出た。エレベーターを降りてAの止まっている所までは直ぐの所。リモコンでドアロックを解除してドアノブに手を置こうとした瞬間.........「あれ?」と思った。

見れば運転席ドアの所に横一線の「キズ」がある。いやいや、よーく見ればドアミラー下部辺りから後部ドアそしてリアフェンダーから、何とストップランプに至るまで「明らかに故意でやった」と思われるキズが掘られていたのだ.......(υ´ Д`)

そう、それは世間で言う所の「10円パンチ」なるものだった。いやパンチなんて一部分のキズに思えるが、実際はもっと鋭利な刃物(カッター等)でギギギーと全面に付けた傷なのだ。実は、この事件から数週間前にも同じ様な事件がありエレベーターホールには「お知らせ!!」と題して車両全面にキズ付けられた事が書かれていた。

だから、これも同一犯の仕業だと思った。だが幸いなことにキズは運転席側だけで助手席側やボンネットには何も無かった。たぶん、それは駐車場から車の横を通りマンション側の通路に出れば単に近道をした風に見えると思ったに違いない。だから犯人はヘタレな小心者だろう。

ひょっとしたら、全面キズを付けた奴とは違うかも知れない。だけど冷静に考えていたら「段々と腹が立ってきた」のだ。だが腹も立つが腹も減ってきたので、とりあえず「吉野家」へ車を走らせた(^^;)。

朝食後、ちょっと落ち着いて「さーて、どうしょう」と思い家へ帰ってネットで色々と調べてみた。案の定この手のイタズラは実に多い。いや、イタズラと言うよりうっぷん晴らしだろう。犯人はきっと私に「Σ( ̄ロ ̄lll)........._| ̄|○」みたいなショックを期待しているに違いない。

だけど「もうそろそろ次の車を」と考えていたから、それほどのショックはなかった。これが、もし納車当時だった、それこそ立ち直れなかったかも知れない。だから、最初キズを見た時は「あ〜、うちもやられたか(´ー`)y-~~」程度にしか思わなかったのも事実。

まあ、コンパウンドで磨けば目立たなくなるだろう」ぐらいにしか感じていなかった。ただ、このまま放っておいて良いのか、どうするのか、せっかくの休日なのに「面倒な事になったな〜」と思う方が先だった。とか言いながらも「これは面白いネタになるかも〜(^^;)」なんて事も思っていた(ダダでは起きないぞ)

もう一度、キズを確かめてみた。結構深い、これだとコンパウンドだけでは無理そうだし完全に元には戻せないだろう。一応、オートバックスでキズの修理剤を見てみたがキズが大きい為、結構大変そうだ。それに中途半端な事をしても下取りの時に減点されるに違いない。

ならばプロに頼んで修理だな。だけど何だか高そうな気もする。ネットで見れば8万円とか10万円とか書かれている。下取り価格を考えて今直す方が良いものなのか、どうなのかちょっと迷ったが「まあ、大体どのぐらいになるか聞いてみるのも悪くはないだろう」と思い、とりあえず通勤路にある「カーコンビニ倶楽部」へ持って行ってみた。

祝日なので工場には誰もいない。事務所に入って「すみませ〜ん」と言うと二階からおじさんが出てきた。事情を話してキズを見てもらうと「結構深いキズだね」と言う。地金までは行ってないが下地までは行ってる所があるらしい。部分的にはコンパウンドで誤魔化せるが、これはキチンと修理した方が後々良いだろうと。

で、「ざっと見積もってどのぐらい?」と聞いてみた.................ら?

キズが〜!!
以前にもあった事件
この間を↑通れば
チェック中のカーコンのおじさん

 

ヤナセなんかだとパネル1枚当たり8万円が相場」だとか、だけどカーコンでは「イタズラなんたら...」と言うコースがあってパネル1枚あたり4万円、だからσ(^.^)の場合は運転席ドア、後部ドア、リアパネルの3つで「12万円」らしい............._| ̄|○ お、やっと犯人の思惑通りに応えてきたぞ。

12万円か。ただ外車の塗装は難しく本当は高いらしいが国産車と同額だとか(ほんとか?)。まあ、カーコンの評判は色々言われているけど、とりあえず目立たなくするには、ここでも良いかと思った。

しかし待てよ。「確か任意保険で、この手のイタズラのキズも保険で下りる」事を思い出した。で、家へ帰って保険会社へ電話してみたら「祝日のために緊急の電話番号しか応対出来ません.....」と無常なテープが流れるだけ。事故ではないしどうしょうかと迷ったが、とりあえず連絡してみた。

東京海上へ保険を替えてからは初めてだが、まあマニュアル通りの応対。向こうにしてみれば「ああ、またこのパターンね」みたいな感じだったが決して不愉快になる応対ではない。とりあえず保険対応かとどうか聞いてみたら「全額出ます」と。

そっかヽ( ´ー`)ノ 」ちょっと一安心だけど、事故と同じ扱いになるので初回の免責は0円だが2回目からは10万円になるとか。保険を使う使わないは、こっちが決めればよいので担当が決まったら明日知らせてくれるとの事。

何時も来ている保険屋の人が担当になるのかと思ったら、そうではないらしい。まあ、事故ではないので誰でも良いのだけど、本当は何時もの保険屋さんの方が色々と相談しやすいかと思った。だから個人でやっている保険屋を窓口にしたのだ。「本当の事故の時はどうなるのだろう?」とちょっと疑問に思った。

で、とりあえず警察の方へは一応「被害届」を出して欲しいとの事。本当は保険さえ下りればどーでも良いし、この手の犯罪で犯人が捕まることは希だけど、事を大きくしておけばマンション自治会や管理組合への問題提議にもなる。一度ならまだしも二度も同じ犯行ならば、きっと何か手だてを考えるだろと思ったからだ。

さて、警察か。110番すれば良いのか?被害届ってどうやるの?..............結構面白いでしょ、今日のネタ(^^;)............つづく。

 


■2004年10月8日

当選おめでとうございます!?

家へ帰ると妻が「ヤナセが来た」と言った。

ヤナセ? 何しに? 日中来たって仕事行ってるに決まってるじゃん」と言ったら「何か当たったらしい」と言う。何か当たった「って何んだろう?」と思ってテーブルの上を見たら何かある。それは紫色の上等そうな紙の上に「賞品目録」と書かれた銀の文字が偉そうに輝いている目録だった。

よく見れば「車検/法定点検ウェルカムキャンペーン2004」と書かれている...........一瞬考えて........あ?え?、あれが当たったのかー!!

それは、今年の5月に車検を出した時に貰ったキャンペーンだった。それに見事当選してしまったのだ。だが キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! .......と言うほどの喜びはなかった。と言うのも貰える物は「季節のフルーツセレクション」と題して「リンゴ(8個) オレンジ&グレープフルーツ(4個ずつ) 富有柿(8個)」の中の一つを選んで貰えるらしいのだ。

すまん(υ´ Д`)。実は私は果物が嫌いなのだ。なのに何故こんな物を選んだのか、確か他にもあってどれかを選ぶ方法だったハズと思い、早速HPで確認すると「Aアルミフライトケース Bステンレスタンブラー Cフルーツ」だった。

そうだそうだ。なのに何故フルーツなんて選んだのか。確かフライトケースを貰っても既に機内持ち込み用のスーツケースは持っているから当たっても邪魔になる。ステンレスタンブラーなんか貰っても、たぶん使わないし我が家の食器棚には置くところがない。で、食べ物ならサッサと喰ってしまえば何も残らないし、HPの写真にある「高くて美味しそうなメロンなら貰ってもいいかな?」どーせ当たらないだろう、と思ってポチッと応募したのだった。

それが当たってしまった。それも当県内では一人だったとか。

おぉ何とくじ運の良い奴」と思ったがリンゴや柿だなんて。肝心のメロンがイイよ、季節の果物って「柿?」さるかに合戦じゃあるまいし柿なんていらねーよ。で、家族みんなに「どれが食べたい?」って聞いてみたら「どれもね〜」との答え。

結局、無難なリンゴなんかにしたけど、よく懸賞にある食べ物なら蟹とか神戸牛とかそが定番なのに.......何でリンゴなの?

立派な目録
ご当選!!
この中から選ぶ
今月中に送って到着は12月
 

 

こんなキャンペーンは、車検/法定点検の客を自分の所に取り込みたいと思ってやっているのだろうか?

当地には、ヤナセ以外に車検に出しても良さそうな車屋がない。シュテルンはあっても、ちょっと遠いしどうしても買った所が適所だ。だから、当然の如くヤナセに出してしまう。だから、こんなキャンペーンって妥当なんだろうか?いや、この商品が欲しくて別の所に出そうとした客がヤナセに出そうと思うきっかけになると思うのだろうか?

ま、当たったのに文句は言えない。いや、たとえリンゴでも喜ぶべきだ。ただ、その後がいけなかった。来た営業氏の伝言によると「新しいAクラスの情報はまだ入ってません」だったらしい。それを聞いた妻は「新しいAクラスって何のこと?」「そんなの買いませんよ!」と釘を差されてしまった。

ったく、営業氏は夫婦揃って新しいAクラスが出てくるのを待っているのだと思っている(普通そうか)。ん〜、これはちょっと雲行きが怪しくなって来たぞ。来年になって、ほとぼりが冷めた頃に前回同様「買っちゃった」作戦にしょうかな(υ´ Д`)

  


■2004年10月6日

天皇陛下とTIIDA 〜 その2 〜

...........「TIIDA」のつづき。

さて、駐車場へAを止めて一呼吸おいた。大体、お客らしい車が来ると元気の良い営業マンが店から飛び出し来そう.......だが? あれれ、先ほどの巨漢エイ営業マンは、こっちに気が付いたはずだけど誰も来ない。

まあ、その方が良いか。ここは何時も通りにササッとデジカメして....(以下省略)。で、ショールームへ入ろうとして気が付いた。実に狭いショールームには車が一台も無かった、と言うか置くところもないスペースだった......._| ̄|○。そこはテーブルがあるだけで肝心な車は道路沿いに止めているだけ。

で、目的とする「TIIDA」は、その狭いショールームの向こう側にある(あ、何もないからショールームとは呼ばないか)。だから店舗に入らなくてもらな道路沿いを迂回すれば「TIIDA」にたどり着けるのだ。

だけど、そんなのでイイのかな? 一応「TIIDA見に来ました」みたいな挨拶も無しで.....と思いながらも反対側へ到着。

早速中を拝見する事にした。まあ、色々見ていたら「どうですか〜」なんて寄ってくるに決まってるので、話はそれからだ。それまで、ササッと...(もういいか)。まず最初はCM通りに後部座席に座ってみた。

おぉ、これは!!」座った瞬間に分かるぐらい、これは実に座り心地が良い。ソフトで座面も広く背もたれも丁度良い大きさと広さ。材質は皮っぽいけど皮の臭いはしない。ドア周りもCM通りに「上質」に出来ている。

このクラスの後部座席としては一番じゃないかな。まあ、単にソフトに作ってあるだけで、長時間乗ったら腰が痛くなったり酔ってしまうかもしれないが、これだけでも「お父さん、これにしましょうよ!」と詰め寄る(購入決定権のある)奥さんが言いそうだ。

さて、今度は運転席に座ってみた。これも同じくソフトで上質に出来ている。まるで仏車のような感じだけどルノーは仏車だった(^^;)。だとげ同じ仏車のシトロエン的安っぽさも無いし、誰が座っても「これはヨイ」と感じるように作ってある。さすがだ。

インパネ辺りは最近の日産車同様の作りだ。特に派手でもなく座り心地同様マジメに作ってある。スイッチ類も操作しやすい。さて、そろそろ「どうですか〜」って言い寄って来ても良さそうなのだが...........誰も来ない。

これではNEWパンダの時と同じじゃないか。その後、もう一通り見ていたけど結局だれも来ない。肝心の試乗が出来ないと何とも言いようがないが、こっちから話かけるのもな............よし、こうなったら、あのイケメン営業マンのいる日産店へ行こう。

あそこならきっと.........と思い店を出た(実際は入店してないけどね)

フロントグリルの名称は何だっけ?
意外に広い後部座席
質感も上々
真面目なインパネ周り
新カーウイングスはBT対応がいい!
CVT?
何か気になったドアミラ
トランクルームも広い
 

 

.................ところがどっこい。

もう一つの日産店へ行こうとしたら、前方の交差点には白バイが止まっている。見れば両手を広げて「ここから先は進めないよう〜左右どっちか行って」と合図をしている。

そうなのだ、またまた「天皇陛下ご一行様」が通過するのだった。結局、日産店へは辿り着いたが凄い渋滞で、とても試乗に出られる雰囲気ではない。それに店頭には「TIIDA」を見かけなかったのだ。

そんなワケで試乗意欲が半減してしまい、そのまま家へ帰ってしまった。またもや中途半端に終わってしまったけど、ぱっと見は、とっても良い車に思えた「TIIDA」だった。実質的には伝統のサニーの後続車種に当たる車だけど、フィットまでは行かなくても、そこそこ売れる気がするな〜。


■2004年10月5日

天皇陛下とTIIDA 〜 その1 〜

日曜日の朝、ヘリコプターの音で目が覚めた。

ベットの中でまどろみながら「今日は何処へ行こうかな......」と考えていた。寝ぼけマナコでテレビを点けると「小西真奈美」が両耳を尖らせて何か喋っている。それを見て「あ、そう言えばあの続きはどうなったか?」と思いMACを立ち上げてネットに接続してこれを見た。

最近は、ちょっとしたドラマをネットとテレビCMを結びつけて広告する手法が流行だ。随分お金が掛かっているであろうHPで、それをじっくり見る事が出来るのは、素人みたいな動画を載せてる安物HPとは明らかに品質が違うと感じる。これもそうで、もしこれが普通のテレビドラマだったら決して見ないであろうと思うけど、何故か「ネットでお金の掛かった動画が只で見られる」と、つい見てしまうのだ。

そんなわけで今日の本題は、この「TIIDA」になった。

TIIDAのコンセプトを最初に見た時、昔むかしルーテシアが「小さな高級車」と言うコピーでテレビCMを流していた事を思い出した。この車も「上質の小型車」を歌っており、それと同じ路線だと思った。

Aも1メートルあたりの価格は小さな高級車とも言えなくはない。現にユーザーには、その部分を求めている人もいる。だけどW168は決して高級車と言うイメージはないしメーカーも、それを目指してはらなかった。

だけどW169は、ちょっと路線変更した節がある。それは高級車と言うより「上質」、若者向けの車より対象年齢を少し上げてきた。だからTIIDAが直接の対抗車とは思わないが広義の意味で方向的には同じかも知れない。

もう一つ、マツダが同じコンセプトの「ベリーサ」と言う車を出していた。だけど、そっちはイマイチの印象。最近のマツダ車のデザインは良いのだけど、何故か「ベリーサ」は平凡すぎて食指はピクリとも動かなかった。で、「TIIDA」はどうかと聞かれれば、これもこれとて普通の車のデザインだけど、テレビCMを朝から何度も見せられ、ネットのドラマを見ていたら「ちょっと乗ってみようか?」と言う気持ちになっていた(まんまと罠にはまった)

そんなワケでスマ4、NEWパンダに続き、次の冷やかしは「TIIDA」に決定、とベットの中で決心をしたのだ。

TIIDA」はどこの日産店でも扱っているらしいが、以前スカイラインを見に行った所は面が割れている。例のイケメン営業氏に出会ったら、きっと覚えているに違いない。それに、あの店の前は日曜日ともなると何時も渋滞している。そんな所ではゆっくり試乗も出来ないだろう。

と、思って、ちょっと遠いがパソコンを見に行くついでに国道沿いの小さい日産店へ行ってみる事にした............が朝からダラダラしていたら、結局昼過ぎになってしまった。やっと家を出たのは午後2時過ぎ、しかし何だか車が異常に多い。それに白バイとかパトカーとか警察車両がやたら多いし信号と言う信号には警官が沢山いる。

はて、何かあったのか」................?

手には日の丸
やたら警官が多いぞ
某日産店で
店頭のTIIDA
 

 

と思っていたら、通勤路であるダイエー前を「天皇陛下ご一行様」が通過するらしい。

だから朝からヘリコプターが飛んでいたのだ。見れば沿道には日の丸の小幡を持った人で溢れている。こんな田舎にVIPは滅多に来ないので、こんな事があるとお祭り騒ぎなのだ。だけど、そのお陰で交通規制もあり近所は大渋滞。

そんなワケで予定より凄く時間が掛かって、やっとバイパス沿いの日産店へ到着した。店の前に薄い水色のTIIDAが展示されているのを確認。店頭にはお客をお見送りする巨漢の営業マンが立っている。つかさず、その前を通り過ぎて駐車場にAを止めた。

この店の前は時々通が、入るのは初めてだ。ちょっとドキドキだけど、冷やかし半分でも少しは歓迎してくれるだろう。それに、さっきの巨漢営業マンは、新しいお客が来たのを気づいているハズ。

で、早速店に入ろうとしたのだが.........つづく。

 


■2004年10月4日

20年ぶりのパンダ その2

........先週からのつづき。

営業マンが客と話しをしているスキに、とりあえず乗り込んでみた。第一印象は「狭い......」狭いけど全幅は1.59mの小さい車だから仕方ない。最近は大きな車ばかり乗り慣れてしまって、今ではこの程度の大きさが凄く小さく感じてしまう。

特に足下は窮屈だ。座席に対して特にアクセルやブレーキが左にオフセットされているとは思わないが、左足を置いておくスペースは狭い。たぶん、これはデカイセンターコンソールのせいだと思う。インパネシフトが、にょっきり生えてはいるセンター部分はエアコン周りが幅広く膨らんでいて、これがどうも狭く感じる要因かと思う。

だが、天井にはサンルーフが装備されヘッドクリアランスは良い。それに室内が明るくてσ(^.^)のダブルサンルーフを思い出した。これは「パンダPlus」に装備された「スカイドーム」と呼ばれる物で電動式だ。ドアミラーも電動だし昔のパンダに比べれば実に近代化されている。

明るい室内はダブルサンルーフのせいでもあるが、シートの色が実にポップで華やかな色合いだ。Aもボディ色が色々選べるなら内装色も、もっとバリエーションがあっても良いと思うが、やっと白やベージュ系の色だけなのは残念だ。

後部座席に座ってみる。やっぱりちょっと狭いかな? 「これも大人5人では、ちょっと辛い」と思ったら乗車定員は4人だった。トランクルームは、もっと狭い印象だ。それに後部座席の鉄板がむき出しになっている。

それを見て「やっぱりパンダだな」と良い意味で思った。これぞイタリアの実用車、多少国際競争力は付けたものの、イタリアのおばちゃんが泥だらけで乗ってこそパンダだ。それを日本の若者が「面白い」と感じて乗ってこそパンダだと思う。

しかし、中身を比べれば日本の軽四に毛が生えたぐらいの性能しかない。しかも高いと来てる(このプラスで170万円)。だが、元々この車は速度や馬力の数字で比較する車ではないと思う。だけど、そこには数字には表れない「何か」が、ある気がする。

青パンダ
左足が狭い
センターコンソール
こんな所にドアミラー
ちょっと狭いか?
ダブルサンルーフ
アミアミのサンシェード
荷室はちょっと狭いか

 

さて、ナンバー付きの試乗車もある事だ。

もう、そろそろ営業マンが近寄って来て「どうですか」との一声があっても良さそうだが、何も言って来ない。いや、来ないハズだ、店内には誰も居なかった。「全く無視かよ」とは言うものの、こっちも冷やかし半分だから、わざわざ営業マンを呼びつける程の事ではない。でも、カタログぐらいは欲しかったな......。

続けざまに見た「スマ4とNEWパンダ」。どっちも対局にある車だと思うが、どちらも日本車には出来ない超個性派タイプだ。日本製はハードでは追いついて追い追い越せても「小型車の個性=幼稚な車」と考える節があって馴染めない、小さな車にも何か新しいソフトウェアーが欲しいと思う。

で、σ(^.^)自身、スマ4かパンダかと聞かれれば、このパンダの方が俄然欲しくなったのだった。でも最近、国産小型車にも以前とは違った切り口の車が出てきたよな.........つづくのだ。

  


■2004年10月1日

20年ぶりのパンダ

先日、「蝋山 陽子さん」の話でパンダの事を書いたら、何だか新しいパンダが気になり始めていた。

もう出ているのかな? 試乗出来るかな?」と思ってパンダを扱っている店を検索してみたら、案の定アソコしかなかった。日記にも、ちょっくちょく登場するブルーライオン(旧シトロエン扱い)の向かいにある「アレーゼ系」の店だ。店と言っても、ここはアルファも扱っていて隣はMINIも売っている、その他欧州車を「全部まとめてドン」と売っているのだ。

実は、Aを買う時に一応「クリオ2(ルーテシア)」を見に行った事がある。当時はルノー専門店が日産系になく確かここで扱っていた様に思って行ったのだが、日曜日の昼下がりだと言うのにショールームには人っ子一人もいなかった。しかもショールームにはカギが掛かった状態で門前払いを喰った記憶がある。

また今回も、そうなるのか?」と思ってみたものの、ここ数年来のアルファの人気やNew MINIの登場で少しは活気に溢れた店になっていると期待して行ってみた..........。

と、この話は前日の日記にあるスマ4を確認してUターンして戻るまでに行ったのだ。話が前後するが、実はスマ4の前にこっちを見に行っていた。

さて、場所は分かっているものの比較的交通量の多い所、右折が苦手なので、ぐるりと遠回りして行った。そこは道路前のブルーライオンに比べ駐車場は狭く既に一杯で、一番手前にあったスペースに「えい、や!」と飛び込んでAを止めた(たぶん、ここは展示車を置くところ)。

車から降りると、手前は「New MINI」を扱っている店舗だが、その奥には青い「FIAT」の文字が見えた。MINIのショールームには、ユニクロには売ってなさそうな洒落た服装のカップルがイスに座ってこっちを見ている。「何だ、あのオヤジアルファでも買うのか?」みたいな気配を背中で感じながら向こうのショールームまで歩いて行った。

さて「NEW PANDA」はあるのだろうか........?

奥の店舗がFIAT手前がMINI
赤パンダ!
店内には青パンダ
カラフルな車内

 

.............MINIのショールームを曲がると、そこには真っ赤はPANDAが「お久しぶりです」と出迎えてくれた。

そうそう、この赤だった。昔むかしのσ(^.^)のPANDAの色だ(そう思っただけかも)。だけど、この車はパンダではない。名前こそ同じだけども衝突安全性の問題から製造中止になった旧パンダの名前をそのまま拝借しただけで、これはFIATの単なるコンパクトカーに過ぎない。

そう、思ってはいたものの、こうやって間近に見ると不思議と「パンダ」に見えてくる。

何処かで旧パンダのDNAを受け継いでいるのか」そんな風に思えて仕方なかった。さて、感傷に浸ってはいられない。「とりあえずショールームへ入ってみるか」と思ったらカギが掛かっている。「くそー、また門前払いか」と思ったら、店の外で話をしていた客と営業マンらしき人物が隣の勝手口みたいな入り口から店内へ入って行った。

それを見て、つかさずそこから入ってしまった。

狭い店内には、真っ赤なアルファが3台所狭しと並んでいたが、一番手前には青いパンダが1台展示されていた。中を覗き込むと黄色いシートがカラフルで「あ〜、やっぱりパンダだな」と感じさせる雰囲気だった。

しかし営業マンは全くの無視。そのまま客と何やら料金の支払いの話しをしている。よし、こうなったら、そのスキに、サッサッっデジカメして.......と何時もの要領でNEW PANDAの観察をする事にしたのだ。

一日で終わらせようとしたのに........つづく。