Aクラスと暮らすほぼ毎日で無い日記
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99年6月1日
これフォルクスワーゲン?

初めて、妻と子供達を乗せた。

実は、Aクラスを買った事は妻には報告していなかった。いや車を買った事は言っていたしヤナセから買った事も、再々、電話のあった営業マンから察していると思った。しかし、そのヤナセがどんな車を売っているのかまでは、たぶん知らないと思う。

わが家では昔から耐久消費材の購入は全て私に決定権がある。おそらく妻としてはそこまで詳しくないし、選ぶのが面倒くさいし交渉事は嫌いなのだ。しかし、デザインとかブランドには自分の知っている物にはこだわる様だ。

昨年末、いよいよもってHi8のビデオカメラを買い換える時に、「どうしてもSONY製でないといけない」とこだわった。私自身はパナソニックの方が気に入っていたが、最後の押しでSONYに決まった。まぁ、これがビクターとかサンヨーで無かったので良かったのだが...。

で、車に関しては全て私である。今回は私の車の購入と言う事で、妻は全然関与していない。もし妻が乗るとしても私が選んで、オプションとかややこしい事はすべて私が決めている。

結局Aクラスは購入日だけを告げていた訳で、「明日車来るから」「そー」....たったこれだけである。もう少し何を買うのだとか、色とかを聞いて貰いたい気もするが、サスが固すぎるとか、ATのプログラムが完成されていない、なんて変に詳しすぎるエンスー妻も考え者だ。

そう思えば、良く出来た妻だ。

納車翌日には子供達が、どんな車を買ったのか妻に報告していた。「赤いくるまだー」と言うと「おじさんが赤い車に乗ってどうする」と言う返事であった。で、焼き肉屋へ行く夕方に、いよいよ初乗車となった。

全員乗り込んで、妻が一言「これVW?」「......」妻の前では、スリーポイントスターなぞ、何の意味も無い「意味なーいじゃん」って言う心境だ。しかしそれで良かった、仮に「ベンツじゃない!、あなた何考えてんの」なんて言われたらどうしょうと思っていたののも事実だった。

しかし良く見て「あー、ベンツなの?これが」って言う回答は得られた。しかし私は「いや違うょ、メルセデス・クライスラー」だよって訳の解らない返答をしてしまったのだ。この時は、「そうベンツだ」と言っても何のおとがめも無かったのだが。

走り出して、「これ、ドイツ車なの?」「わーいドイツで作った車だ」と急にはしゃぎ出した。妻はドイツに弱い。別にナチズムでもハイルヒットラーでも無いが、昔ドイツのロマンチック街道へ行った事と、妹が最近ドイツに行って良い男ばかりだった、と聞いて最近はドイツびいきになっているのだ。単純。

つまり、ベンツであろうがなかろうがわが家では関係無いのである。

しばらくして、「これいくらしたの?」と来た、遂に核心に触れる時が来た。私は慌てず「に、にひゃくちょっと」と答えた、そして続けざまに「オデッセイ位かなー」なんて答えた。別に嘘は無い、オデッセイの一番高いやつは300万を越える。

オデッセイと答えたのは、妻が一番知っている車だからだ、近所の知り合いが最近買ったから知っている。それを聞いて一言「じゃオデッセイ買えば良かったのに」であった。ここで、この車の意義や新しい考え、サンドイッチ構造なんて妻に説明して解る事は無いと思うし、明日の朝までかかるので止めておいた。

でも、子供達は、見晴らしが良いのと天井が開くので大喜びだ、そんなこんなで、無事に家族への御披露目式は終わったのだった。

「ふー」(^^;)。

99年6月4日
CD再度取り付け
   

 納車から一週間が経った。 そろそろABからの連絡が入る頃だと思い、先にこちらから電話を入れた。案の定本日入荷済みだった、週末は時間が無いのでその日の夕方に行くことにした。

とりあえず、はずして付け替えるだけなので、ほんの2、30分程度で作業は終了した。その間色々見ていたが、どうもAクラスの奥は狭い、と言うか、ハーネス類で一杯の様だ。これにナビとかを付けるには苦労しそうだ。

1DINでナビを付けるには丁度良いが、パナ以外はSONYの新しいDVDナビが小さくて入りそうだ。でも、運転席の下に設置しても良さそうだ、前座席の下には小物入れがあるが、これがちょっと安っぽくて引き出しにくい。結局使わないのだ。

この座席下の小物入れは以前シティの時にオプションで付けたが結局使わなかった。もしナビを付けるとしたらやはり運転席の座席下だろう。ここからはバッテリーにも近いし、座席は外れない唯一の椅子だからだ。

 

 
99年6月21日
初めての給油

 とりあえず、最初のうちはゆっくり走った。でもこの非線形アクセルと良く分からない学習プログラムATのおかげで3000回転以上にする事は無かった。あまりうるさいのも好まないし回転数だけ上がってもあまり加速感が得られないからかも知れない。

で、ようやくガソリン満単状態から初めての給油となった。

走行距離582km、給油量は48.5Lで燃費はジャスト12km/Lとなった。まぁまぁと言うか予想通りの結果でひとまず安心した。他の人では10を切る人もいると聞いたので、内心少し心配はしていた、だってハイオクなんですもの。この時102円/Lだった。

ガソリンスタンドでは面倒でも、一応機械がストップするまで、と言う。超満単だとエンストを起こす可能性があるからだ、マニュアルにもちゃんと書いてある。

そう言えば、ポロも同じように超満単はダメだそうだ。どちらにしても面倒なのは確かで、その内、いちいち言わなくても車で覚えられるだろうと、思っている。

もう一つ給油口を開くかどうかも、掲示板で話題となった。ガソリンスタンドへ着くと、ドアロック解除のボタンを押す人、ドアを一度開けて解除する人などが居たが、結局は着いてそのまま「ガソリン満単」を告げればそれで済む事だった。但し、日本車の様に給油カバーがポップアップされる事は無いので、給油カバーの後ろ側(車の後部方向)を押してやれば開ける事が出来る。まぁ世の中には、いろんな車があるのだから、ガソリンスタンドもその辺りは経験済みらしい。

 
99年6月22日
故障か......?。

 朝、いつもの様に、エンジンを掛けるとなかなか掛からない。一度キーを戻してもう一度掛けると、今度は何も無かった様に、掛かる。実は一週間前も、同じ現象があった。どうも、エンジンが掛からないと言う現象は昔を思い出して、イヤなものである。

実は、故障はこれでは無い。走り出してもルームランプが消えないのだ。ご存じの様にAはリモコンでキーを解除するとハザードが一回点灯して、ルームランプが自動的につく。「この瞬間がメルセデスだね」(いや別に最近のちょっと高い車はこんな装備は付いて当り前なのだが)、最初そう思ったが、別に明るい時はルームランプはつかなくても構わない。で、一度降りて、ドアの閉め直してもう一度エンジンを掛け直しても一向に消えない。仕方無く、職場までルームランプを光らせながら走った。まぁ、明るかったので別に恥ずかしくは無かったのだが。

駐車場へ着いて、キーを抜き、ドアロックをしてもルームランプは消えない。色々してみたが同じだった。仕方無く、車を置いたまま仕事についた。少しして、駐車場へ行くともルームランプは消えていた。半ドアかな?と思い、全部のドアとリアハッチを開けたり、閉めたりした。それからもう一度ドア解除とロックをすると、今度は素直に消えて行った。あれれ?

後日、説明書を読むと、ルームランプは5分経つと自動的に消えるらしい。よくよく、考えると、前日子供が一人で忘れ物を取りに行った時に、ひよっとしたら後部ドアが半ドアのままにしていたかも知れない。それで5分経ったら自動的に消灯。翌朝キーを差し込むとと半ドアだから点灯する、しかもキーを刺したままだから消えない。で職場へ着いて、キーを抜くと5分後に自動的に消灯する。その後、半ドアをチェックした時におそらく直ったのだろう。

この場合、Aは動きだして15km/hに達すると自動的にドアロックされる。この時、半ドアでもロックはされる。本田車の様にインパネ内に、ドアの開閉を知らいインジケーターの様なものがあれば便利だと思った。

「この瞬間が輸入車だね」

99年6月30日
2回目の給油

 やっと2回目の給油となった、だいたい月に500km位しか走らないので遠出でもしないかぎり月1回の給油で済む。この辺り、燃費よりは一度の巡航最長距離の方が生活の中では重要だ。ポロの場合、レギュラーだが、燃費は8、9kmで満単にしても300km程度で給油しないと針の落ち方が後半から一挙に進むらしい。そうなると月2回の給油となる。

金額には大差無いが、これが給料日前だとちょっと不安になる。ちょっと足りなかったでは格好悪いし、30Lって言うのは貧乏臭い(事実貧乏だが)。

でも、今回は月に2回の給油となった。でも大丈夫ここだけの話だが、私は月に2回給料日があるのだー。

あ、話がそれてしまった、結局2回目は589km走って50.2Lだった。燃費11.7km/L。前回より少し慣れた為がアクセルを吹かし過ぎたのだろうか?